「君の膵臓を食べたい」のレビュー | 紅の騎士

「君の膵臓を食べたい」のレビュー

コルです。
今回は少し前の映画になります。
劇場版アニメ君の膵臓を食べたいをレビューします。
いつものようにネタバレ全開で感想言っていきます。

初めに簡単な感想を言うとめちゃくちゃ面白かったです。
主人公と同じタイミングで泣けました。
家で観たんですけど、映画館で観てたら周りの人がドン引くぐらい泣けました。
この映画は高校時代、あるいは現在進行形において、
自分が陰キャだと自覚している人ほど主人公に感情移入できると思う。
最初はいちご同盟みたいな話なのかと思ったのだがそういうわけでもなかった。
冒頭ヒロインさくらの葬式から始まる。
でもそんなことを忘れさせてくれるぐらいさくらが生き生きしていて、
終盤冒頭のシーンに戻るのですが、
あぁここでサクラが死んでしまったのかと突き放されます。
ただ本当にサクラがかわいくてかわいくてかわいくてしょうがない。
制服はロングで、私服だと髪がアップになったりそいう細かい所描写だったり、
「私も君も、一日の価値は一緒だよ」とか自身の考えをしっかり持っていたり、
そういうところひっくるめて可愛く魅力がある女性として描かれている。
演者さんも制作側も本当にサクラが好きなんだなと伝わってくる。
もともと人に興味がなかった主人公がそんなサクラに触発され、
人に興味を持っていき、サクラに強く惹かれていくんですよ。
でもこれまで人と接したことがなかったゆえにやらかしてしまう。
でもまぁこれはサクラが悪いんだけどね。
陰キャにあんなことしたらそうりゃそうなるわと陰キャの私はそう思う。
陰キャってくだらないプライドはあるからねそれゆえに陰キャを保っていられるといえるけど。
あとちりばめられている伏線をしっかり回収しているし、食事のシーンはデジモンと違っておいしそうに見えたけどあれはなんでだろう?
本当にサクラの一挙手一投足がかわいい。
しいて難癖付けるとしたら主人公がサクラをお姫様抱っこするところ。
主人公本しか読んでないもやしっ子のくせにお姫様だっこする腕力あるのかよって
所が気になるくらいか。
あと主人公が本を読んでいるからなのか、短いながらも言葉のチョイスが好き。
後半はだんだんサクラが弱っていくのかなと思ったら、
入院はするものの元気いっぱいのままだし、花火のシーンは映画館で大画面で観たかった。
ここから二人のささやかな幸せの日々が始まる…と思ったら。
思ったら!
ここで伏線回収かよ!!
そんなのあんまりだぜって展開。
また主人公の母とサクラの母がいい人なんだわ。
ここら辺のキャラクターというか演者さんがいい感じで、
お門違いからの号泣シーンが本当に泣ける。
ただ一番かわいそうなのは、物語終盤まで蚊帳の外だった恭子さんか…
でも男できるからしょうがないよね。
ガム好きになっちゃうし。

とまぁ正直個人的には粗らしい粗が見つからなく、
総括すると
僕はこの映画に会うために選択して生きてきたんだ。
ってことでした。

今回は以上です。