劇場版「SHIROBAKO」のレビュー

こんばんはコルです。
今回は劇場版SHIROBAKOのレビューをしていきたいと思います。
初回のデジモンとSHIROBAKOは同日観てきました。
相変わらずネタバレ前提で感想をつぶやいていくのであしからず。

初めに簡単な感想を言うと面白かったです。
ただこの作品もデジモン同様にTVシリーズを見ていないと面白さとか、
ネタが分からない所が多々あるので、TVシリーズを見て面白いと感じた方は楽しめる作品になっております。
作品冒頭にこれまでの経緯を簡単に説明したシーンはありましたがあくまで、必要最低限の知識はそこで入るかと思います。

TVシリーズでは最終話前にしずかが三女の追加キャラに抜擢されたところで、
みゃーもりと一緒に泣いてしまい、あぁぁよかったなぁ
いいENDだったんですが、
今回の劇場版はそこから４年後で、
武蔵野アニメーション、通称ムサニがそこから右肩上がりだった時代から、
ムサニオリジナル作品のタイムヒポポタマスがクライアントの都合で制作中止になり、
社長交代、従業員がほとんどが出て行ってしまう。あのえまっちですらムサニをやめているという大変危機的状況から始まります。

４年も経つと人とは変わるもので、
太郎ちゃんがムサニをやめて演出家になったり、みどりちゃんが新進気鋭の脚本家になったりと、
そこまでいっちゃう？的な成長を遂げたと思えば、それを超える山田さんがまさかの大物監督に大変貌したりと、
割と序盤は情報量が多くて頭が追い付かない情報量をだすんですよね。

ムサニの現状を映し出しつつ、社長を受け継いだなべP改めなべ長から
今のムサニで完全新作劇場版アニメを作れるか？
との問われるみゃーもり。(通常だと２年かけるのが普通らしいですが今回は9カ月しかないとのこと)
その場で返答できず黙ってしまうみゃーもり。
思い悩んでいるところに用事で丸川元社長のもとに楽器を届けに行くことに。
そこでアニメを好きなだけじゃ続けていけない。もう一つないと心が折れてしまうという話をされる。
なんやかんだ、踊ったり歌ったりして、最終的に人によろこんで貰えるような作品を作りたいと決心し劇場版アニメを作ることをきめる。
そこからばらばらになったムサニのメンバーを集めるあおい。
監督から始まり、TVシリーズでもひと悶着あった遠藤さんの説得。
個人的には遠藤さんの説得のところで出てきた遠藤嫁がすごくいい！！
遠藤嫁を出すためにこの映画を作ったんじゃないかと思うぐらいいい！！（それは言い過ぎだが）
ここで泣いてしまった。下柳さんと瀬川さんの説得があっての遠藤嫁なのだが、
遠藤さんのことを遠藤君と呼んだり、一緒にいるだけで+だよとか言ってくれる、
ぼくの中の理想の女性像そのものでした。（女性的には受けないとわかっていますが）
個人的にここだけ見てこの映画を見る価値があったといっても過言ではない。

とまぁそんなこんなで人を集め、ぽしゃったタイムヒポポタマスをベースに何とか劇場版アニメ空中強襲揚陸艦SIVAを作り始める。
権利の問題など完成に向けてのトラブルがあるにはあるが少なく、
TVシリーズが好きな方はそこに少し物足りなさを感じるかもしれない。
序盤から中盤にかけてドタバタ感が強く、後半はすっきりしすぎて物足りないと思うかもしれない。
ただ最後のホワイトボードを見るに2期をきたしてしまうENDということもあり、
TVシリーズを見たことある方でもしまだ見ていない方が居ましたら、ぜひ見ていただきたい作品ですね。
あと居ないと思いますけどYOUTUBEでSHIROBAKO全話配信しているので見たことない方はぜひ見て下さい。
オタクほど面白い作品になると思います。

PS興津さんと矢野さんの出番がもっと欲しかったです。